開発テストの結果、最新型リンクスヘリコプターが安全な着陸を実現
アグスタウェストランド社では、HBM製のデータ取得システムを使用し、将来、海軍に採用されるリンクス(Lynx)ヘリコプターの優れた実戦上の着陸性能を実現するための、降着装置を対象とした一連のテストを実行しました。
最大離陸重量6,000 kgの性能を持つリンクスヘリコプターは、ツインエンジンの多目的機として長い伝統を誇り、海上での戦闘、陸上用途、さらに偵察といった目的で、英国陸軍と英国海軍で使用されています。
例えばフリゲート艦のような軍用艦の上では風と波の力による複合的な影響を受けるため、一般に降着が陸上よりも困難になります。こうした条件下でも降着装置が着陸圧力の条件を満たし、さらにそれを上回る力を発揮するためには連続した34のテスト条件を満たす必要があります。
こうしたテストは、ヘリコプターの中心線上にあり2つの車輪を支持する「前部降着装置」と、主胴体のどちらか一方に取り付けて単車輪を支持する「後部降着装置」の両方で実行しなければなりませんでした。
水平面および傾斜面への落下試験は、サマセット州ヨービルにあるアグスタウェストランド社の英国本社において、特設の試験用リグを使用して実施されました。
このリグには、ガス圧、油圧、地面反力、ストラットクロージャー(strut closure)、タイヤの振れ、総飛行距離などを含む様々な信号を取得するために12個のセンサが取り付けてあります。
アグスタウェストランド社では、データの記録には HBM のユニバーサルデータ収集システム QuantumX MX840 を使用し、さらに試験データの初期的概観を供給するために HBM の catman AP データ収集及び解析ソフトウェア を併用しています。
こうして得られたデータをエクスポートして個別に分析を行います。
上級構造体試験エンジニアのMatt Williams氏は次のように述べています。「私たちがMX840を選択したのは、どんな装置でも簡単にプラグ差し込みで使用できる上に、記録範囲と速度の両面で優れた記録性能を持っているからです。」
落下試験では、それぞれの落下を記録するのに4,800 Hzで約8秒かかりますが、実際の落下にかかる時間は3秒未満です。
次の試験を行うまでの分析作業と試験リグの再設定には、1時間ほどかかります。
Williams氏は次のようにコメントしています。 「各試験の終了後には、HBM製のcatman®APソフトウェアを使用して広範囲の分析概要を取得します。その後、より詳細な分析を行うためデータをExcelにエクスポートします。」
Williams氏はさらに、 「MX840はデータの取得性能が非常に優れている上にセットアップも比較的簡単ですから、今回のような試験では非常に有用なデータ取得ツールとなります。」と述べています。



![[Translate to 日本語:] The AW159 Future Lynx helicopter is undergoing tests at AgustaWestland’s headquarters in Yeovil. アグスタウェストランド社では、HBM製のデータ取得システムを使用し、将来、海軍に採用されるリンクス(Lynx)ヘリコプターの優れた実戦上の着陸性能を実現するための、降着装置を対象とした一連のテストを実行しました。](typo3temp/pics/52d5cd1bdc.jpg)

