ベクトル制御技術に関するより優れたデータ

HBM's T10F torque transducer installed in its test object

INVTでは低電圧・中電圧・高電圧のインバータ、サーボドライブ、ブレーキユニットなどの製造を行っています。同社では研究プログラムの一環として、そのベクトル制御技術に関する、より優れたデータを必要としていました。VFDの主な制御方法には4種類あり、ベクトル制御技術はそのうちの1つです。その他の方法にはVolts/Hertz、スリップ周波数、ダイレクトトルクコントロールがあります。

INVTはHBMとの共同作業で動的な数学モデルを構築しました。その後、このモデルを使用してVFDの制御アルゴリズムを最適化することでVFDの性能を向上させました。最適化されたアルゴリズムによって、モーターの回転数を徐々にかつスムーズに高めることが可能です。また、モーターを正確な回転数で回転させたり、正確な位置で停止させたり、さらに指定通りのトルクをかけるようにプログラムすることもできます。

完全に統合されたテストソリューション

HBMが提供するのは、変換器、計測用電子機器、ソフトウェア、サービスなどを含む動的試験を実行するための、完全に統合されたソリューションです。

ここで重要な役割を果たすのはT10Fトルクフランジの精度です。このトルクフランジは、カプリングを使用して取り付けられており、トルクや回転速度の計測中に発生する駆動用モーターと負荷モーターとの間の不均衡を補正します。

T10Fは非常に短く設計されているため、他のモデルと比較してテストスタンド上で占有するスペースが小さく、その結果として振動を低減してコストを節減することができます。同時に、非常に高いねじり剛性と低い慣性モーメントによってシステム内における共鳴振動を最小限に抑えます。

メンテナンスフリーのトルク計測システム

さらにトルク計測システムにはベアリングやスリップリングを一切使用しておらず、メンテナンスフリーとなっています。センサからのトルク信号と回転速度信号は、すべてHBM製のMP60アンプで処理されるため、精度を損なうことなくUSB接続を経由してCANbusインターフェースコンバータに送信されます。

INVTは、「HBM中国」の設計コンサルタント、現場での組立に関する助言、試運転、顧客トレーニングなどからも多くの成果を得ました。

INVTはこうした方法でHBMと協力しながら、十分に発達したベクトル制御技術と特殊インバータ制御技術において熟練度を向上させ、その電気駆動装置や産業用制御技術におけるリーダーシップを維持することを目指しています。

INVTが次に目標とするのは、性能の最適化と同様の技術を利用した、4象限制御技術の分野における飛躍的な進歩です。

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