穴及び軸の はめあい公差の重要性について
変換器に正しい方法でトルクを伝達することは、トルクの計測において極めて重要です。正確で信頼できる計測結果を得るためには、これ以外の方法はありません。
多くの場合、トルクはフリクションジョイント(摩擦接合)によるフランジ経由で 伝達されます。この方法は、例えばT12などのトルクフランジで実証されているように、非常に大きなメリットがあります。フランジによるフリクションジョイントの場合、取り付けやすさを優先して 隙間ばめにするか、あるいは はめあい公差を最小化してアンバランスを小さくするかの選択が問題となります。
ユーザ側の軸にはフランジが取り付けられていない場合もあります。露出した軸端部を使用する場合、正しいはめあいを選ぶことが極めて重要になります。これは、動的プロセスで正しいトルクを確実に伝達するための唯一の手段でもあります。