C18圧縮力変換器に特に適した用途としては、非常に少ないスペースでの校正などが挙げられます。他には、軽量という特性を活かしたモバイル計測にも向いています。C18はトーションリングタイプですので、直径、高さとも非常に小型になっています。

新たに５MNが加わりました

新たに５MNが加わり、C18には10kNから5MNの11種類の異なる定格力が揃いました。様々なアプリケーションに幅広くお使いいただけます。C18のベース、スラストピースを含む全ての部品はステンレス製です。これにより、最高精度の計測データをもたらし、エラーロードを防ぎます。

C18最大の特徴はなんと言ってもその精度の高さです。ISO376適合で、さらにDKDドイツ校正試験所の校正証明書が添付される場合には精度等級0.5を誇ります。また、500kN 以上ではクラス00もご要望に応じてご提供できます。

主な用途としては、素材試験機器の校正や、工業用計測機器のトレーサビリティの保証などが挙げられます。これらのアプリケーションを保証するため、HBMでは全ての力変換器の校正を、30年以上前にドイツで初めてDKD校正試験所として認められた自社校正試験所で行っています。

参照用力センサC18は、リングトーション原理に基づいて圧縮力を計測します。そのため特に温度勾配や横力、曲げモーメントの影響を受けにくくなっています。本センサは、（容量に対して）小型軽量で、持ち運びしやすくさまざまな場所に取り付けることができます。ステンレス製密閉設計と保護等級IP68により、堅牢性と長期安定性を確保しています。

C18シリーズは、10 kNから最大5 MNまでの容量範囲に対応します。さらに、力計測器のトレーサビリティを標準まで保証するというトランスファ標準器の要求事項に適合します。本変換器は、校正装置の実用センサとして、あるいは計測器に信頼できるトレーサビリティを確保する必要がある場合の社内実用標準としての使用にも最適です。C18は各国の計量研究所で使用されており、またモバイル機器にも、あるいは例えば航空機といった重心決定に極めて高い精度が求められる用途にも適します。

力センサC18はすべて校正済みで、取付けベースとスラストピースとのセットになっています。追加の荷重負荷パーツは不要です。このように、C18は、極めてコスト効率に優れたソリューションをユーザーに提供します。

• 精度等級（ISO376）: 0.5
• 精度等級: 0.02
• 公称（定格）力: 10 kN～5 MN