未来のドライブトレインのための革新的なテストベンチコンセプト

BMWグループの新しいテストベンチは、さらに効率的なテストプログラムの実行を可能にし、自動車サプライヤとしてのBMWが持つ技術的な優位性をさらに拡大する役割も担っています。同社においても、HBM製のQuantumXデータ取得システムが使用されています。

テストベンチ、オートメーション、計測技術、キャリブレーションおよびシミュレーション製品と関連サービスなどのトップサプライヤーの各企業が、 ミュンヘンの研究開発センターにあるBA6.2テストベンチセンターにエンジンやトランスミッション、コンパウンドセット用のテストベンチを装備するよう 依頼されました。

BMWでは、このコンセプトを実行するため、モジュラータイプでTEDSに完全に適合した、多くのチャンネルと高速の計測データ取得を両方とも提供できるようなデータ取得システムを探していました。HBM製の QuantumX は、こうした高い要求を満たしており、BMWテストベンチに基本的なテストおよび計測用の機器を提供しています。

より効率的なワークフロー

短い通信チャンネルと効率化されたプロセスを実装することにより、技術者やエンジニアはより効率的に作業を行うことが可能になりました。BA6.2 は、それまで分散されていたテストベンチを一箇所に集中します。実際の条件下で、単一コンポーネントとドライブトレイン一式の両方を開発することが可能に なったのです。

ワークショップ内にあるパレット上に試験片を設置してから、そこに必要な変換器やセンサを取り付けます。セットアップ中に、TEDS 技術を使用して計測ポイントの名称を変換器に書き込みます。パレットアセンブリはテストベンチアセンブリ上に固定され、変換器はプラグアンドメジャー(Plug and Measure)の原理にしたがってQuantumXアンプシステムに接続されます。

 

セットアップ時間の短縮、テスト時間の最適化、スループットの向上

QuantumXシステムは、分散された複数のフィールドモジュール(IP65保護)から構成されており、試験片付近の圧力および温度の計測に使用されます。

これに加えて、いくつかのモジュールがピボットアームの19インチラック内に集中的に設置されています。分散モジュールの形態を採用した結果としてケーブルやチューブが短くなるため、テストベンチエンジニアはすべての状況を簡単に把握できるようになります。

ユニバーサルアンプは、テストベンチにもメリットをもたらします。現行の変換器技術はすべてサポートされています。またTEDS技術により、計測アンプの自動設定が可能となります。

BMWは、HBM製の実地テスト済み トルク変換器  に高い信頼を寄せています。クランクシャフトの角度に関連した100 kHzまでの極めて動的なプロセスの計測値は、運転中にデータロガーに保存されます。Ethercatバスにより、オートメーションシステムに対してリア ルタイムでの並行したデータ転送が可能となります。

複数の計測モジュールが計測タスクに適合した形でプラグに差し込まれており、必要なチャンネルを直ちに使用することが可能です。

 

時代に左右されない高い柔軟性―革新的な計測技術を採用

BMWでは継続的にテストベンチを最適化しており、それに応じて使用する計測技術も改良しています。これまでのテストセンターに比べて2倍の計測チャンネルが実装されています。

この高度なコンセプトでは、計測タスクや計測場所に対する変換器の関連づけが明確で、変換器のパラメータが自動的に周知されるので、セットアップに要する時間やコストを低減して品質を向上させることができます。

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