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All-Fill製のロードセルシリーズは自社製充填機の優れた精度を実現

充填機に適切な分量の粉末を投入するのは、かなり困難な作業です。充填機は主として製造ラインで使用されるので、異なる材料を様々な速度で充填する必要が あります。これらの工程は、使用しているロードセルの精度、反応時間、そして設定時間に大きく左右されます。こうした理由から、英国のトップメーカーであ り、また高性能粉末充填機のスペシャリストであるAll-Fill International社は、HBM製の信頼できる計量技術機器を長年にわたって使用してきました。ここでもHBMのロードセルがAll-Fill社 最新の袋詰め機に選択されています。

PW12Cロードセルはアルミニウム製で、最大プラットフォームサイズは800×800 mmとなっており、幅広い要件を満たすために多くのオプションが利用可能になっています。このロードセルは、OIML R60承認に適合しており、6線式の構成により計測精度を損なうことなくケーブル長の増減が可能な柔軟性を備えています。

Design based around HBM's load cell specifications

All-Fill International社は、袋詰め機の設計を1年前に開始し、HBM製ロードセルの仕様に基づいて設計を決定しました。同社の技術部長であるSimon Goulden氏は次のように語っています。「私たちは、十分な柔軟性を備えた信頼できるロードセルを求めていました。つまり、必要な精度が得られて、しかも計量プラットフォームを支持するのに十分な物理的強度を持つロードセルです。この用途では非常に頑丈な製品が求められますからね。」

袋詰め機は、多機能な設計になっており、追加的に5 kgの性能を持つロードセルに加えて、袋の他にペール(円筒形容器)やボックスに充填するための、様々なアタッチメントを装備することが可能です。

Long history of working with HBM

All-Fill International社は長らくHBMと連携し仕事に取り組んできた歴史があり、これまでにデジタルモデルとアナログモデルの両方を使用してきました。これには、HBM製の FIT1 デジタルロードセルも含まれています。

FIT1デジタルロードセルは、最大容量の150%の使用負荷に対応した過負荷保護機能を内蔵することで、さらに大きな安全性を実現しています。このロードセルは一般に、計測のスピードと精度が非常に重要な要素となる用途に使用されています。

ステンレス鋼製のFIT1デジタルロードセルはIP66保護等級を実現しており、All-Fill International社の用件を十分に満たしています。

All-Fill International社ではOEMと共同で作業する機会が多く、同社の機械は、通常は継続使用する機械と共に生産ラインに組み込まれています。各機械は、ユーザーの仕様を満たすために個々に組み立てられるのが普通です。

Auger-based filling equipment from All Fill

1969年創立のAll-Fill社は、オーガー式の高性能充填設備機器の分野では世界有数の設計・製造会社です。All-Fillでは、個々の充填機からターンキー製造ライン一式に至るまで、ユーザーの幅広い要件を満たす機械設備を製造しています。こうした機械設備はタルクやミルクなどの食用のパウダーから、医薬品に至るまで多種多様な微粉末製品を 扱うことができる性能を備えていなければなりません。All-Fill社のユーザーの中には、種類の異なる製品を同じ充填機で扱い、なおかつ部品の変更を 最小限に抑えたいという会社も多いのですが、医薬品産業などでは、さらに同時に、品質にも最高の基準を要求してきます。

All-Fill International社では、オーガーを使用して製品の大部分を高速で充填し最後にゆっくりといっぱいまで満たす、いわゆるバルクアンドドリブル(bulk-and-dribble)方式を含めて、自社製の機械の中で、様々な方法でロードセルを活用しています。この方式の場合、充填機の精度はロードセルの反応速度と整定時間に大きく左右されます。