多くの技術革新
しかしながら、アイデアが斬新な分、満たすべき技術的必要条件も厳しいものとなりました。ですからAKOYAという名称は、純粋なハイテクノロジーの象徴にもなっています。AKOYAの製造元であるLISA Airplanes社のチームは、フランスのル・ブルジェ・デュ・ラック(Le Bourget du Lac)に拠点をおき、革新的な素晴らしい技術を装備した飛行機を生産しています。
特許取得済みの「マルチアクセス」技術:
- 「シーフォイル(Seafoil)」技術 :胴体部分の下にある2枚の水中翼によって水上での優れた安定性が得られ、これにより高速かつ容易な離陸を実現しています。AKOYAは、着陸時に水中翼を使用する唯一の飛行機です。
- アイデアの源はスキー:引込式着陸装置とそのホイールの途中に取り付けたスキーの組み合わせ。これにより、雪に覆われた地面や、多少起伏のある地面でも着陸が可能になります。
- ピボット回転式の両翼:これにより、AKOYAの取り扱いや輸送が容易になります。
このAKOYAの卓越した柔軟性と安定性は、特に軽量で容易に成形が可能な新しい複合材料の使用にも依存しています。LISA AirplanesではAKOYA用の材料として、グラスファイバー、ケブラー繊維、疎水フォーム、エポシキ樹脂を浸透させたカーボンファイバーなどを採用しています。AKOYAの機体には、合計で400個の金属部品と220個の複合材料が活用されています。胴体は全体が複合材料でできています。