曖昧な結果―現在試験中の精度クラスC6のロードセル

小売業の顧客から厚い信頼が寄せられているのが、新型カウンタースケールの計 測結果です。この結果も驚くには値しません。というのも、取引に使用されているスケール(はかり)は、商業使用に適した信頼性を持つのが前提であり、基準 局の担当官による2年に1回の監視や確認の対象となっているのです。これに対応してスケールに適用される要件も高くなり、特にスケール内で使用されている ロードセルに対しては厳しい条件が課されます。計量エラーや再現性に関するロードセルの特性は、国際勧告OIML R60で厳密に規定されています

校正クラスIIIのスケールを製造するメーカーが製品内に取り付けるのは、パリにある「国際法定計量機関(OIML)」の勧告に適合した、製品品質がC3とC6のロードセルのみです。

この事実は通常、ロードセルに付随するOIML認証によって証明されます。しかし基準当局の担当者によって定期的に実行される検査では、中級程度の精度の計量器であっても正確な計量結果を出すことが可能で、有効な検査規定に適合させることもできます。

実際の検査時には、全般的な周囲条件は比較的一定しており、特に室温は一定になっているからです。したがって、中級程度の精度 の計量器に対して合法的な基準当局が行う認定が、自動的にOIM LR60の勧告との適合性を保証するものとはなりません。OIML R60勧告の検査は、はるかに厳しい条件を基準にしているからです

 

こうした理由から、品質管理と品質保証の過程において、高精度HBM製品の中でも製新世代となるC6品質のロードセルでは、実験室条件下で検査を実施しました。他メーカーの同等製品も、これと同一の条件下で並行して検査が行われています。

検査に使用した設備・周囲条件は、ブラウンシュバイクにあるPTB(ドイツ物理工学研究所)のものと合致しています。

 

この検査では、 HBMの precix シリーズ – (精度クラスC6のはかりに使用する商業使用に適した新しいプラットフォームロードセル)が、一連の正確な計量結果を返しました。線形性とヒステリシスは理想的な値を示しています。

HBM製ロードセルによる段階的な曲線と検査報告を見ると、この事実が直ちに明らかになりました。一方、同一の条件下で検査を行った競合他社製C6品質ロードセルの性能は意外な結果となりました。

OIML基準にしたがって定められた異なる温度における計測の精度データは許容範囲内に収まっていましたが、すでに広範囲への 拡散が見られました。しかし、いわゆるクリープ(creep)については、HBMのprecixシリーズとは異なり、検査した製品は指定の要件を満たして いませんでした。

この実験結果は、温度が変動する条件下では、不正確なロードセルを備えた中級程度の精度の計測器がかなりの計測エラーを出すことを示しています。顧客やユーザーはこうしたエラーの代償を払っているのです。

しかし高精度の計量を目的とする新しいHBMロードセルのprecixシリーズでは、たとえ不安定な周囲条件の下でも対応できるように修正措置が講じられています。

信頼に応える―HBM製のC6品質ロードセル

precixシリーズは、商取引用の範囲内で受入可能な最小目量値である1/6,000という検定目量を実現したロードセルを標準で装備しています。これらのロードセルの精度は、C6品質(国際勧告OIML R60による)とも呼ばれており、検定目量が1/3,000の標準的なロードセルと比較すると、ユーザーにとって直接的なメリットをもたらすものとなっています。:

  • よりフレキシビリティのあるロードセルによるコストの削減:異 なる計測範囲に対して複数のスケール(はかり)を使わなくても、precixシリーズではたった1台のはかりで十分です。以前は、例えば秤量が5 gで計測範囲が15 kgのはかりが1台と、秤量が10 gで計測範囲が30 kgのはかりがもう1台必要でした。それが今では、秤量が5 gで計測範囲30 kgのはかりが1台あれば十分で、目盛りを切り替える必要さえありません。.
  • 商取引に適したはかりを使用するよう指定されていないアプリケーションでも、はるかに優れた高精度計量の実現が可能です。特に温度が変化した時の計量でも高い精度を得ることができます
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