ベニスのコスティトゥツィオーネ橋(Ponte della Costituzione)での荷重試験

二液型接着剤とアルミニウムの被覆剤を使用して設置したストレインゲージは非常に高い大気湿度にさらされました

ベロナにあるVeneta Engineeringは、安全確認と欧州の承認試験に関してはイタリアでも有数の試験検査会社です。同社はこの分野で20年以上の実績があり、仕事の信頼性と品質で高い評価を受けています。

コスティトゥツィオーネ橋は、スペインの建築家Santiago Calatravaによって設計され、2008年9月に落成した時点でベニス大運 河にかかる4番目の橋となりました。HBM ltalyと共同で作業を行ったベロ何拠点を持つVeneta Engineering社は、コスティトゥ ツィオーネ橋に関わる光学高度計測および三角法水準試験だけでなく、2008年11月の受渡検査に必要となった変形およびストレス状態の判定も任されてい ました。

試験対象となる主要構造は総延長81mに及び、6個の六面体から構成されたアーチ型トラスとして設計されています。荷重試験は、河床への仮設橋迫台 を一切設けることなく、軽く補強したコンクリートで固定しただけで、橋上の支持ピラー上で実施されました。それぞれが120kNの機械荷重を持つ油圧引き上げ式リフトブロック(hydraulic pulling-lifting block)を4台使用し、さらに寸法3.55m×15.85m×1.20mのタンクを4個使用しました。このタンクは260立方メートルの水を満たして橋の中央部に設置しました。

建設段階における応力解析

リブR14とR14’の間では荷重を均一に分散させて計測値を取得し、リブR22とR22’の間では選択的な荷重で計測しました。この方法で、橋の実際の縦方向および横方向の変形を点検しました。構造体の有効剛性を検証するため、コンピュータモデルと建築物の間の整合性も確認しました。

データを取得するため、約40個のXY71-3/120ストレインゲージの2つの計測グリッドのオフセットが90°になるように設置しました。使用した接着剤は上に引き伸ばされたカバー材二液型のX60接着剤で、これと共に被覆材としてアルミニウム層ABM75を使用しました。橋の長さを考慮して各計測ポイントの間を6線式回路で接続しました。その結果、ケーブル内での電圧損失による計測誤差を排除することができました。

ML801およびAP815iモジュールを装備したMGCplusアンプシステムも使用しました。大気湿度が高いため、最大の課題は適切な接着剤と保護材料を選択することとケーブルの敷設作業でした。catman®Professional ソフトウェア使用して約1週間にわたってデータを記録し、良好な結果を得ることができました。

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