オリエント急行やシベリア横断鉄道と同様、ベルニーナ特急と氷河特急に乗ることは世界中の鉄道ファンの夢です。2008年の夏、TÜV SÜD Railの検査官にとって、この夢は現実のものとなりました。レーティシェ (Rhae-tian) 鉄道を代表して、検査官らはこの鉄道会社が海抜1,000メートルの高さに作った鉄道網に沿い、フラットカートレイン(自動車運搬用列車)に乗ってテストを実施しました。テストの高い要求にもかかわらず、このテストには最新型のHBM社製ユニバーサルデータ収集アンプシステムQuantumX が使用されています。
レーティシェ鉄道が運行されているのは、スイスのグラウビュンデン州です。様々な地方ルートに加えてこの鉄道では、1999年以来、長さ20キロのフェライナ(Vereina)トンネルを通過するカートレインも一年を通して運行しています。
もちろん運搬している乗客と車の安全は最優先事項であり、2008年の5月と6月に TÜV SÜD Rail のエキスパートの手によって、安全点検が実施されました。総合的な計測の中でも特に重視されたのは、運転中の集合的な負荷の決定でした。