RDS:クラック伝播度合いを計測するゲージ
RDSゲージは、コンポーネントのクラック伝播度合いを計測するために使用されます。RDSシリーズには4種類のタイプがあります:
- RDS20タイプとRDS40タイプは、互いに電気的に絶縁された複数の抵抗体トラックで構成されています。 この場合、クラックが伸びるに従い個々のトラックが切断されていきます。もし各トラックが個別に接続されていると、クラックが延びる方向を検出できます。この場合も、クラックが伸びるにつれて個々のトラックが切断されます。
- RDS17.8とRDS22は、並列に配置された多数個の抵抗体から構成されるグリッドからできており、クラックがゲージの下まで達すると相当する抵抗体が切断されるようになっています。クラックの広がりに従って、ひずみゲージの電気抵抗が徐々に増加します。
この抵抗の変化を、抵抗計測器かひずみゲージアンプを使用して計測します。
クラック伝播計測ゲージの接続と信号検出
クラック伝播計測ゲージRDSの信号を検出するために、抵抗値計測を使用することがでるので、HBM DAQシステムをこのアプリケーションに使用することができます(QuantumXやMGCplusなど)。
このRDSの抵抗値(R)は、切断されたリンクの数に依存し、次式により容易に計算することができます。
このゲージでは、n個の同一の抵抗(Ri)が並列に接続されています。
グリッドの抵抗体1個が切断された場合、次のようになります。
計測はひずみゲージ計測用アンプと同じような仕組みで行われます。この回路図には、RDSが1ゲージ式ブリッジ用ひずみゲージアンプの計測範囲内で発生する抵抗の変化をどのように補完するかを示します。
温度の影響を最小限に抑えるために、温度安定製の高い固定抵抗体またはひずみゲージを完成抵抗として使用する必要があります。より高い抵抗値の並列抵抗を選択することにより、より高い感度を得ることができます。
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