暴れ波との遭遇-HBMの計測器が確実なデータ収集に貢献

ハンブルク・ハーブルク工科大学の研究者は、暴れ波がクルーズ船の窓を直撃する際の衝撃を壮大な試験でシミュレートしました。HBMのDAQ(データ収集システム)Genesis HighSpeedシリーズはこの試験で確実なデータ収集に貢献しました。

巨大なクルーズ船には、乗客が鮮明で明るい景色を楽しめるように、ますます大きな窓を取り付けるようになってきています。しかし、そのために船の設計上の問題が浮上してきました。特に問題になっているのは波の衝撃です。大量の水、いわゆる「暴れ波」の衝撃力に耐えるためには窓をどのように設計すればいいのでしょうか。

 

巨大水風船試験: 暴れ波の衝撃は100 km/h

圧力計測には、HBMのPMS40シリーズを利用。大型窓に装着されている様子

ハンブルク・ハーブルク工科大学の船舶設計・強度研究所では、大型窓面使用に関する問題点を調べるために研究プロジェクトが実施されました。そのプロジェクトの中で、波が窓に与える衝撃についてのシミュレーションが行われました。

今回のテストを率いたのはハンブルク・ハーブルク工科大学の船舶設計・強度研究所のWolfgang Fricke教授です。

 

最初の落下試験ではガラスが壊れない程度の高度と水量が選ばれました。

2回目の落下試験では水風船によって窓ガラスを確実に壊すこ とを目的に、1500リットルの水を入れた風船を38mの高さから落下させました。

Genesis HighSpeedシリーズによる瞬時のデータ収集

水風船による衝撃を受けて壊れた窓の様子。調査は続く

ハンブルク・ハーブルク工科大学はHBMのGEN2iポータブルデータレコーダをデータ収集システムとして使用することにしました。暴れ波がぶつかった瞬間には膨大な計測データを高分解能で読み取らなければなりません。

そのため、GEN2iには1MS/sのサンプリングレートをもつブリッジアンプ用入力ボードを装着しました。1秒間に100万個のデータ項目を確実に保存し即座に表示しなければなりません。HBMが特許を有するStatStream技術を使えば、GEN2iのPerceptionソフトウェアによって生データが数秒でスクリーンに表示されます。

優れたデータ信頼性、高分解能、高速なデータ処理機能を備えた、確実なテスト計測ツールは、こうした過酷なテスト計測で正しい計測結果を得る上で必須です。結果的には海上での安全性向上につながることでしょう。

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