エアバス•インダストリー社が機体の重心をHBMのセンサを利用して計測|HBM エアバス•インダストリー社が機体の重心をHBMのセンサを利用して計測|HBM | HBM

エアバス•インダストリー社がモデルA320、A330、A340の製造において機体の重心を計測

エアバス•インダストリー社(Airbus Industrie)は、最前線でグローバルな競争をしている、欧州の航空機メーカー4社を代表しています。競争の激しいグローバル市場向けに、大型ジェット旅客機市場を2分する優れた航空機であるエアバスA320、A330、A340-600を提供しています。アエロスパシアル・トゥールーズ社(Aerospatiale Toulouse)が最終組立作業を担当するパートナーです。

航空機が組み立てられた後で、機体の重心は、最高の精度で決定されなければなりません。それまでは既存の機械的システムを使用して行われていましたが、そのシステムではより高い精度や移動体の計測に対応できません。そこで信頼性のある最先端の計測技術を使用して、すべてのエアバスモデルに対して、最高の精度で機体全体の重心と有効接触力を計測するアプリケーションが開発されました。

一般的な問題は、航空機の非常に柔軟な構造です。10%を超える横力が、縦方向と横軸で発生する可能性があります。さらに複雑な要因は、計測器を設置する際に、非常にスペースが限られている点です。

実際の条件下で、非常に詳細な比較テストを行った結果、HBMの力センサC4シリーズは、困難な使用条件にもかかわらず、卓越した性能を発揮しました。様々な設置位置における、直線性と再現性は、特に関心事項でした。C4は、すべての点で期待をはるかに超えることができました。

それにもかかわらず、予備試験の結果、X軸とY軸に横力が生じていることがわかったので、さらなる最適化への要望が出ましたHBMは、数10年におよぶノウハウの蓄積を力センサや装置の構成に利用することができるのが強みですが、この知識を標準センサだけでなく、特殊な要件においても提供できます。中には、極端なニーズを満たすものがあり、特にダブルブリッジと外部XYチャンネルを持つセンサを使用する場合は、標準センサをカスタマイズすることによって、要件を満たすことができます。

計測機器は、ひずみゲージ式センサ用として、最も正確な計測システムDMP40として完成されており、部品雑音の限界までの計測信号分解能を提供しています。

その後のフォローアップ試験はすべて大成功をおさめ、現在は次の計測システム導入も進みつつあります。HBMの計測技術使用したソリューションは、シンプルで使いやすい上、精度、信頼性の面でも満足でき、十分な投資効果が得られます。コスト優位性の面でも、投資をより低減できるというメリットがあります。今回の導入事例は、今後世界的な普及も期待できる好事例といえるでしょう。

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