HBMのT40B、T40FMは自動車業界の高い要求を満足するトルクフランジです。周波数や電圧といった基本的な出力信号に加え、ステータにTMC (Torque Measurement Communication)デジタルインタフェースを装備しています。さらに柔軟性の高いTIM-ECインタフェースモジュールを備え、高いパフォーマンスとアプリケーションの多様化を実現しました。自動化/制御システムへのインテグレーションには、クラシカルな基本信号かEtherCATのような最新フィールドバス技術を用いることが可能です。
TIM-ECは2チャンネル装備のインタフェースモジュールです。TMCデジタルトルク信号に加え、トルクフランジT40から転送されるRS422準拠の差動回転速度信号もサポートしています。EtherCatバス上では、以下のプロセスデータと計測データを提供します:
- トルク
- 回転速度
- 回転角度
- パワー
このモジュールは10+2バックプレーンバスを装備し、システムの柔軟性、チャンネル増設の拡張性を高めています。ハイレベルの制御や自動化システムへのインテグレーションにおいて、これは大きなメリットです。2台のTIM-ECユニットをバックプレーンバスで接続し、1台の変換器を動作させます。設定は自由に変更でき、相互に影響を与えません。制御や自動化の最適化が常に行え、必要なタスクにあわせて柔軟に調整できるメリットがあります。モジュール構造のため、システムのアップグレードもいつでも可能です。