Quality control for switching devices
スイッチボックスが寿命までオンオフ切り替え動作を確実に実行できるよう保証することは、スイッチボックス製造ラインの最終工程であるテストベンチの役割です。
PMXシリーズは、このテストベンチで優れた性能を発揮しています。ここでは、厳密なリアルタイム処理を必要とする2つのテストタスクを実行しなければなりません。まず、スイッチボックスに対する操作を記録する必要があります。これは、スイッチボックスの操作時に力・距離信号の計測とモニタリングをして行います。4ゲージ式/2ゲージ式の力センサおよびロードセル用4チャンネルPX455モジュールは、これらのパラメーターを記録してプロセスの信頼性を保証し、リアルタイム・フィールドバス経由でシステム制御機器に送信します。また、アナログ入力信号とアクティブセンサには、4チャンネルPX401計測モジュール使用できます。
電気的機能についても確認する必要があります。そのために、PX878コンボI/Oモジュールを使用して、スイッチの接点信号をPMXに読み込み、力・距離信号に重ね合わせます。操作と切り替え機能の両方の基準が一致しない限り、スイッチボックスに品質証紙は添付されません。
効率を上げるため、できるだけ多くの種類のスイッチボックスを、できるだけ短時間で検査する必要がありますが、PMXは内部パラメータセットを1,000個まで保存できるため、こうしたニーズにも対応できます。PMXとライン終端テストベンチ全体は、ProfiNet(IRT)経由で制御されます。これにより、コンポーネントの検査速度が最大化され、設置時間と費用は最小限に抑えられます。品質データの保存にはHBMの便利な計測データ収集ソフトウェアcatman®APが利用でき、これによってすべての計測信号の保存と可視化が可能になります。