学生フォーミュラーカー製造選手権:高速レーンでの改革 学生フォーミュラーカー製造選手権:高速レーンでの改革 | HBM

学生フォーミュラーカー製造選手権:高速レーンでの改革

High Octane Motorsports e.V. に出場の学生フォーミュラーカーチーム(ドイツErlangen-NurembergのFriedrich-Alexander大学)は、2013年の春よりFauMax Zetaレーシングカーのパワートレインでトルクを計測しています。チームはHBMとDatatel Telemetry社よりサポートされています。

最新の革新的パワートレイン

Aprilia SXV 550 V2内燃式エンジンが、縦置きで、学生フォーミュラーチームのレーシングカーに使用されました。

このエンジンと派生パッケージで、車両内のパワートレイン部品の最適配分を行い、High Octaneモータースポーツチームは、ここ数年にわたり学生フォーミュラーカー製造選手権の世界で大きな注目を集めています。 チームは2年連続で、最も革新的なパワートレインとして、Tognum AGより最高の賞を受賞しました。

昨年、High Octaneモータースポーツは、HBMとDatatel Telemetry社の協力をえて、実走行中のパワートレインのリアルタイム・トルク測定を成功させた最初の学生フォーミュラーチームの一つになりました。この目的のために、ひずみゲージXY2/XY4 をFaumax Zetaのカーボンファイバー製のドライブシャフトに接着しました。Datatelの遠隔送信器とひずみゲージを組合せて、ゲージ計測データを受信器に送信します。信号データはエンジン制御ユニットに記録された、レース中やレース後に分析されます。レーシングチームは、ひずみゲージと遠隔測定ユニットの組み合わせを使用して、干渉のないパワートレインデータ(トルク値と時間)を高精度かつ高分解能で、記録することができました。

将来のための知識

パワートレイン上での負荷のピークに関する知識をもとに、High Octane モータースポーツチームはパワートレイン上の部品を、軽量設計と剛性の観点から、さらに最適化することができます。また来シーズに、このレーシングチームは、新型のFauMax Eta車両のシャーシ上で、ストレスとひずみ計測を行う予定です。必要なセンサはすべてHBMが提供します。

チームとHBMとの協力で、未来のエンジニアがHBMの広範なアプリケーションと製品について学ぶことができ、学生に新しい経験を提供すると同時に、HBM製品の新たなアプリケーションが実現されています。