ひずみゲージは通常、被計測体に接着剤を使って貼りつけます。ここでは正確なひずみ量伝達のために注意すべき接着材の選択方法について、被計測体の材質や温度範囲に分けてにご紹介します。

ひずみゲージの貼付

もっとも一般的なひずみゲージの貼付方法は、接着剤を使います。質のよい接着剤を選ぶことがより正確な計測体からゲージ間のひずみ量伝達の鍵となります。

貼付時には次のことに注意してください。

  • 適切な接着下地を選ぶこと
  • 正しい接着剤を選ぶこと
  • 丁寧に接着を行うこと
  • 計測部分に適切な保護を行うこと

接着剤の選択

ひずみゲージは硬化型接着剤を使って貼付します。応力解析には高速硬化型の接着剤が使われることが多く、室温で非常に高速に硬化します。120°CまでならZ7080°CまでならX60が適しています。

一方、温度上昇がこれを超える場合は2液タイプの速硬化型接着剤X280か、EP310SEP150が推奨されます。丁寧に扱うことで高温環境での計測によい結果が得られます。

温度範囲だけでなく、計測体の表面状態も考慮する必要があります。低粘度の接着剤を使う場合は、接着層が軽く、薄くなるため、接着面を平滑にしなければなりません。均一でない、吸湿性の接着面には、X60など高粘度の接着剤を利用する必要があります。

Z70のような1液タイプの接着剤はミキシングが不要なため塗布がより簡単です。注意したいのは、Z70が相対湿度30%以上を必要とする点です。寒冷地や乾燥の激しい計測環境での利用には注意が必要です。

下表は被計測体の素材別に、対応する接着剤の種類と推奨事項を示しています。より理解しやすいように金属、プラスチック、その他に大分類しています。

金属

プラスチック

利用方法に限らず、素材が多岐にわたるプラスチックに貼付する場合は事前に接着状態をテストします。

1) Tetra-Etch® is a trademark of W.L. Gore & Associates

その他の素材

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