QuantumXシリーズはPrecision Time Protocol(PTP)をサポートし、イーサネットの上のデバイスをかつてない精度で時刻同期できます。これにより利用環境にあわせた分散型やラックマウント型のシステムのコンフィギュレーションが、これまで以上にしやすくなりました。
計測チャンネルからのデジタル情報量においても、新ハードウェアでは、“スムーズな”10進法のデータ処理が可能になりました。毎秒10,000 、100,000といった計測値の解析が、容易に行えます。なおQuantumXシリーズのすべてのモジュールに、この新機能が装備されます。
今回新登場したQuantumX MX403Bも、もちろんこの新機能を備えています。MX403Bは4つの絶縁差動電圧チャンネルを装備し、最大1,000VまでのACまたはDC電圧を直接入力できる絶縁高電圧入力アンプです。ラボやテストベンチ、またフィールドでの利用いずれにも適しています。MX840Aをはじめとする他のモジュールと組み合わせることで、機械量と電気量をベースにした電力や発電効率の演算が可能になりました。