NTPとPMXの時間同期 NTPとPMXの時間同期 | HBM

NTPとPMXの時間同期

次の例は、PMXとNTPサーバ(タイムマスタ)を介して、 QuantumXの同期を示しています。
NTPサーバは、catmanと一緒にコンピュータにインストールできます。
(catmanは、セットアップ時にメニューの「install NTP time server」を選択します。)

必要条件

すべてのデバイスは、同じイーサネットネットワークにいなければなりません。

設定時間- システムを起動した後、すべてのクライアントとタイムサーバは幾つかの設定時間が必要です。ネットワークに接続した状態で、セットアップに最大30分程かかることがあります。
計測システムと専用のNTPサーバは、正確な結果を出すために、継続的に実行する必要があります。

二つの値を説明します。

  • Offset:タイムサーバからの平均偏差
  • Jitter:オフセットの典型的な変動範囲

同期化されたシステムでは、毎秒1200の測定値のサンプリングレートをお勧めします。

フィルタ-すべてのデバイスで使用する同一フィルタの設定は、デジタルフィルタのフェーズのずれを回避するためです。異なるフィルタ設定の時間変化は、デバイスのオフセットの効果よりも典型的に高いです。サンプリングレートを選択した後、フィルタ特性と周波数を確認してください。

Equipment

  • 1 xPMX-システム(サプライ)
  • 1 x QuantumX(サプライ)
  • 1 x スイッチ(サプライ)
  • 4 x イーサネットケーブル
  • 1 x 信号入力ケーブル


オプション;外部タイムサーバ:

  • 1 x GPS-NTP タイムサーバ(サプライ)

配線

PMX・QuantumXは、スイッチがそのサプライに接続された後、デバイスは、イーサネットケーブルを介してスイッチに接続することができます。スイッチは、別のイーサネットケーブルを介してコンピュータに接続されます。外部信号を同時にPMXとのQuantumXの入力チャネルに並列に配置されています。

事前にシステムを更新

catmanは(バージョン3.5.1以上)を使用してください。さらに、PMXとのQuantumXは最新のファームウェアを使用して実行しなければなりません。

レジストリエディタを更新

レジストリファイルが「ALLOWPMXHYBRID」は値1が含まれていることを確認してください。レジストリエディタを開きます (Windowsの場合「ファイル名を指定」で「regedit」)

フォルダのパス: HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\catmanEASY\SCAN

バックグラウンド: レジストリファイルに設定されている場合にのみ、ハイブリッドシステム(PMXとその他のデバイス)を用いることが可能です。 (値はエラーにつながる新しいプロジェクトを開く設定されていない場合)

IPアドレスを参照

QuantumX

catmanはウィンドウ内の「new project」を、QuantumXのIPアドレスを見つける開く時には、該当するすべてのデバイスが表示されます。IPアドレスを覚えておいてください。

PMX

PMXのIPアドレスを見つけるには、Webブラウザで「pmx/」で検索します。パスは、Settings/system/devices
IPアドレスを覚えておいてください。

アプリケーション

前のセットアップ

catmanをスタートします。デバイスを同期するために「Configure device scan…」のボタンを選択します。

同期するデバイスを選択します(ここではPMXとQuantumX)
画面右側にある「Scan range」にデバイスのIPアドレスを入力します。
画面下にある「create hardware time channels」で「NTP time」を選択します。

catmanのメイン画面で「New DAQ project」をスタートします。
catmanのハイブリッドシステムを実現するために次のようなダイアログが出たら「YES」をクリックします。

以下のoverviewが表示されます。

「No」を選択すると「NTPクライアント作成」を後で行うことができます。

メニューから「Special」と「module/device」で現在のプロジェクトから全てのデバイスを削除します。

overviewでは次のように表示されます。

デバイスの追加

メニューにある「Special」を選択し「Add module/device」でデバイスの追加を行います。

デバイスが正しく追加された場合は、overviewは以下の画面のようになります。
画面は、QuantumX と PMXのハイブリッドシステムを表示しています。
ここで時刻の同期を設定することができます。

同期時刻の設定

メニューにある「Special」を選択し、同期時刻設定をしてください。その時は、以下の画面になります。

デフォルトの「system clock」を選択します。全てのデバイスは、同一のサーバアドレスと一緒に「NTP」を設定する必要があります。デフォルトのIPアドレスはcatmanが実行されているものです。

QuantumXの設定変更は再起動が必要です。 Catmanはdのステータスが表示されます。この作業は2分ほど掛かります。

PMXはまだ同期されていないため、Webブラウザを開き、以下のように時刻設定をします。
このコンピュータの代替IPアドレスを設定します。

PMXセッションでは、次のダイアログが表示されます。

ダイアログを閉じ、時刻設定を再度開きます。次の画面のようになり、システムは同期されます。

NTPの品質を確認

時間の変化を確認するには、タブの「Check NTP quality」を選択し、「Start」をクリックします。

テストを行うには時間が掛かります。曲線の値は0に近づける必要があります。デバイス間のばらつき例は以下の通りです。

信号同期

次のスクリンショットは、正しく同期された例です (Jitter: 2ms) 50Hzと洞信号の測定

ヒント

catmanがインストールされたコンピュータで、ローカルNTPサーバの状態を確認できます。
Windowsのスタートから、「Meinberg」フォルダを検索し、「Quick NTP Status」を開きます。
NTPタイムサーバがアクティブか確認できます。遅延、オフセットとジッタを確認できます。

アンチエイリアス-影響を避けるため、catmanにおけるチャネルのフィルタ設定を確認してください。

免責事項¥

ここに記載した事例は、お客様にご参照いただくためのものです。いかなる形でも、保証や賠償の対象にはなりませんので、ご了承願います。