ドイツ環境・自然保護・原子力安全省(BMU)が援助する「ブレードに対する雨の浸食」プロジェクトの一部として、WPP関連の会社は、ブレーマーハーフェン(ドイツ)のフラウンホーファIWESとともに、最大600km/時のピーク速度でテスト用ブレードを検査できるテストベンチを開発しました。
これにより、完全な気候管理(紫外線A波、変化する雨滴サイズ、温度、塩分の影響)のもとで、雨の浸食に対するブレード塗装の耐候性を計測・評価することが可能になりました。ブレードの塗装系の最適化は、損害を予防してメンテナンス間隔を長くできるので、結果としてコスト節減につながります。
テストチャンバ内では回転アームへの着氷試験だけでなく、着氷と雨食の同時発生や交互に起きる場合などの組み合わせでも行えます。また、日光によるポリマ(塗装原料)の経年劣化をシミュレーションするために、紫外線A波(UVA)をサンプルに放射することができます。