テストベンチ上のヘリコプタ: HBMはMarencoのヘリコプタSKYe SH09の製造プロジェクトを支援

設計からテスト飛行の完了まで4年間、さらに2016年までの2年間で最初の10台を顧客へ納品する - これはMarenco Swisshelicopter社のMarenco SKYe SH09においても野心的なスケジュールでした。

このヘリコプタはスイスで開発され製造されるはじめてのヘリコプタですが、軽量で単一エンジンをもつ汎用ヘリコプタは完全に新規の開発プロジェクトであり、ファイバ複合材を利用した機体は業界初の試みです。

このプロジェクトはSKYe SH09の開発チームが、その能力のすべてを出し切るほどの高度な努力を必要としています。 また、ヘリコプタを飛ばす夢を実現するためには、信頼できる強力なパートナーを必要としています。 Marenco Swisshelicopter社は、そのパートナーとしてHBMを選びました。 SKYe SH09プロジェクト成功のためには、信頼できる計測技術、ノウハウ、および情熱を提供できるパートナーが必要です。

未来のヘリコプタSKYe SH09

Marenco Swisshelicopter社は、2.5tクラスの革新的なヘリコプタの開発を記録的な短期間で実現しました。開発は2010年にスタートし、顧客への最初の納入は2016年に計画されています。 開発はゼロからのスタートで、参考にできる前例がないうえに、市場にも匹敵するクラスの製品は存在しません。

顧客の厳しい要求に対応できるように、騒音・経済性・可変性においてクラス最高性能となる新基準をSKYe SH09に設定しました。様々な要求に適合できる炭素繊維で機体全体を作り、それに強力な推進力を組み合せる設計により目標が達成されました。

HBMが困難な課題を解決

Marenco Swisshelicopter社はプロジェクトパートナーの選定に関して高い要件を設定しています。 2016年にSKYe SH09を顧客に届けるという意欲的な目標を達成するために重要な役割を果せるパートナーが必要でした。 このためHBM製の堅牢で信頼できる計測技術が、ひずみ、力、トルク計測のために選定されました。

同社の開発エンジニアは、HBMに関するポジティブな経験に感銘を受けていたのでHBMを使用するよう推薦しました。 これは非常に自然な選択です。テスト結果は安全の確認とヘリコプタの型式認証に使用され、またヨーロッパのAviation Safety Agency(EASA)とアメリカの認証機関FAAによる認証にも使用されるからです。計測技術の信頼性と計測結果の精度に関しては、どんな不確実性も許されません。

全計測チェーンをカバーする特別設計のソリューション

第1世代のSwisshelicopterモデル開発の一環として、MarencoはHBM製のハイテクソリューションを、メインロータ、テイルロータ、回転塔のテストベンチなど最重要部の計測に採用しています。

回転塔に設置された3台の力センサU10Mが、ヘリコプタのロータの引張力と圧縮力に関して静的/動的な力の変動を計測します。メインギアボックス用のテストベンチには、磁気回転速度計測システム付きのデジタルトルクフランジT40Bが設置されており、低速領域でも非常に正確なデータ取得ができます。 また、4台の3方向センサが専用に開発されました。 このカスタムセンサは、軸方向の力Fz、横方向の力FxとFyの動的計測に使用されます。 3方向センサを使用して、静的な飛行操縦を1対1でシミュレートできます。

テイルロータ用のテストベンチには、簡単なトルク計測が可能な小型T22センサに、S9Mが追加されています。

また、テストベンチに使用される力とトルクのセンサに加えて、HBMのひずみゲージを使用した部品の試作試験も行われています。 ゲージを被計測体上に貼り付けて、HBM製のQuantumX ファミリーcatman ソフトウェアを組み合せた強力なデータ収集システムにより評価・分析を行います。

「HBMのソリューションは期待を超える結果を提供してくれます。今後もHBMの計測技術を使用する予定です。」Marenco社のエンジニアはそう語っています。

ヘリコプタロータの張力と圧縮力計測用の回転タワー
HBMの力センサを設置した回転塔上のエンジンセンブリィ
メインギアボックス用のテストベンチ
T40Bトルクセンサを使用
メインギアボックス用のテストベンチに設置されたカスタムセンサ
テストベンチの脚部に設置された力センサU10M

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