ここでは、部品テストや性能テストに使用できるPMXのトレランスウィンドウ(公差ウィンドウ)を作成する方法を説明します。複数のトレランスウィンドウによる分析を同時に実施できます。原則として、開始/停止の状態と同様にトレランスウィンドウのリミット値は、静的に定義されるか、または可変信号、PLCまたはPCソフトウェアを使用して定義できます。「ダイナミック」な計測ウィンドウとして使用して、装置が稼働している最中にパラメータを変えることができます。
ここの例では、トレランスウィンドウは力計測を実行している間のロータリエンコーダによって定義されます。回転角が90°に達するとき、範囲が始まります。180°回転して-90°(もしくは270°)の値まで回転した時、計測を止めます。
トレランスウィンドウの上下限値は定数によって定義されます。しかし可変値を使用することもできます。上下限値のどちらかまで回転が達した時、信号を発生させるフラッグがセットされます。さらに、トレランスウィンドウの範囲の中で様々な計測値を表示できます。
これらの数値やフラッグは、アナログやデジタルのインタフェースまたイーサネットやフィールドバスを通して、追加の処理をおこなえます。これより、試験作業を自動化できます。