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Fine-Spect社がFIT7Aを中心とした計重機を開発

食糧生産に関するあらゆる必要条件を満たす計重機を開発することが、ジーン・マーク・デュモン氏の目標でした。食品産業用機器の専門家である同氏は、ピエール・モスカ氏(MCPIの専務理事)と共同で、まさしくこの目的のためにFine-Spect社を設立しました。MCPIは充填装置を専門にしており、長年 HBM Test and Measurement社(HBM)と協力して仕事をしてきました。新型計重機の心臓部は、HBMひずみゲージを採用したデジタルロードセルFIT7Aです。

洗浄剤の使用?  全く問題ありません!

Fine-Spect社の計重機の構成部品は、食糧生産に関する必要条件を満たさなければなりません。例えば、部品は洗浄剤を細部にまで行きわたらせ、強力なウォータージェットで清掃できる事です。防水・無菌プラグを使用している保護等級IP66のFIT7Aはこれらの要件に理想的に適合します。Fine-Spect社は、高精度、高速計測、納期の観点からHBMのロードセルを選択しました。さらにFIT7Aはあらゆる信号処理機能を使用できるうえ、いろいろな種類のトリガーで計測できます。ノッチ・フィルタはモータとベルトコンベアからノイズを排除できます。また、ロードセルはCANopen経由でPLCと通信して、計重機のタッチスクリーン上に計測値、統計値、分析結果を表示できます。これは、生産プロセスを最適化して、不良率を最小にする重要なプロセス情報になります。

The new checkweigher at work

高速で高精度

Fine-Spect社の計重機は、全体が完全にステンレスで制作されており、あらゆる製造ラインに使用できます。 FIT7Aを使用することにより、1分あたり最大120個の製品を計量出来るだけでなく、70~700gに対して0.2gの計測再現性が可能です。拡張機能に含まれる便利な機能を使用して生産報告書を作成できます。

また、同社の装置はアナログ出力により、製造ラインの上流の制御ポイントにフィードバックを行えます。これにより、リアルタイムで生産を制御して、プロセス精度を向上できます。これは、生産工程の初期段階から損失につながる過剰充填を防止できることを意味します。また同時に、充填量不足により、重量検査で廃棄される製品数も減少します。

この計重機は、リヨンのCFIA見本市で公式発表直後より採用され、現在フランス産チーズの製造所で使用されています。また、新型計重機は食品産業と全然関係ない部門でも使用できます。例えば、自動車産業において焼結部品製造のための素材計量に使用される予定です。