問題発生
北米の工場で突然起きた重大故障の原因を分析すると、小さな故障が壊滅的な負の連鎖を起こしシステム全体に広がったことが判明しました。その発端は、シールの破損により装置の主要部分が故障したことでした。この故障によって発生した修理やプラント停止時間に伴うコストは、莫大な金額になりました。
ソリューション
6D社が非接触監視システムを開発。24時間体制で重要ポイントの物理量計測を行い、故障につながる可能性のある重要な変化が発生した場合、警報を出します。
- HBM のcatman Easy®ソフトウェアを活用するために、このソフトウェアをサポートする QuantumX® をプロジェクトに採用
- 6台のレーザ変位センサを、機械の改造なしに設置
- センサは機械の計測ポイントに固定され、センサをサポートするエレクトロニクスは隣接する筐体に設置
- インターネット経由で、工場の担当者は様々な場所から画像やデータを閲覧(担当者の多様なニーズに合わせてデータや画面を構成可能)
現在、データは6台のセンサから収集・記録されており、1週間分のデータを1ファイルとしています。内蔵メモリには30年分のデータファイルを保存する容量があり、データファイルの保存と新しいファイルの開始は自動的に行われます。
QuantumX CX22B データレコーダ
QuantumX MX1609KB 熱電対モジュール(Type K用)
catman Easy データ収集ソフトウェア
6D試験・分析の詳細については、6D社のウェブサイト www.sixdtest.com をご覧ください。
701B US Route 50
Milford, OH 45150
513.248.4901