風力タービンの要素部品試験で長寿命化と効率向上を推進
風力タービンの効率を最大化するには、信頼性の高い確実な部品試験が必要です。ロータブレードの個々の構成部品をテストする場合、あるいは発電機の部品の場合でも、HBMの試験計測機器とソフトウェアは、風力タービンの部品を高い信頼性で正確にテストします。その結果、システムの信頼性が向上し、システムのネットワーク化を推進します。
HBMは以下の構成部品のテストソリューションを提供:
ロータブレード
ロータブレードは極端な負荷を受けます。安全な運用をするためには、静的荷重試験と疲労試験を実施する必要があり、HBMは完全な計測チェーンを提供:
電気部品
The 高速データ収集システムGenesis HighSpeedは、発電機やインバータなどの通常の電気部品や高電圧部品の試験を行います。さらに、HBMのトルクトランスデューサと組み合わせることにより、発電機の全体的な出力と効率を決定することができます。この結果を使用して、EN61400-21:2008風力タービン項目21に従ったインバータ電力の認定を行うこともできます。
ギアユニット
高精度 トルクトランスデューサ は、テストベンチでギアユニットの開発をする際に、特にモータの効率計算に関する重要なパラメータを提供します。これにより、ギアユニットの耐用年数、摩耗の低減、効率を最高レベルにまで追求する開発が可能になります。
- 公称(定格)トルク 50~10 kNmの場合、精度クラス0.03の トルクトランスデューサT12HP を推奨
- 公称(定格)トルク 15~80 kNmの場合、トルクトランスデューサT40FM を推奨
ナセル・テストベンチの総合試験
HBMは、ナセル・テストベンチ全体をテストする機械・電気計測システムを提供しています。このシステムは 、さまざまな計測原理に基づいて多数のセンサを使用し、正確なデータを提供してサービス寿命を向上させます。
HBMテストソリューションの特長
貴重な資産のサービス寿命を向上
風力発電機・基幹部品の高効率化
風力タービン設計の最適化
研究プロジェクト
HBMは、風力タービン用部品を研究する、数多くのプロジェクトに参加しており、その結果、HBMの試験計測機器の新規開発につながる貴重な情報を得てきました。
IEAウィンドタスク35
HBMは、IEA Wind国際フォーラムの「風力タービンとその構成要素の地上試験」に関する作業部会のメンバーです。この作業部会は、地上でのギアユニットと発電機の大規模試験設備だけでなく、ロータブレードの負荷評価にも着目しています。この部会は、現場の状態を再現した環境下で、風力タービン部品にかかる負荷をシミュレートする試験施設に関して、主にガイドラインの作成と推奨事項の提示を行い、システムまたは構成要素の機能性、信頼性、耐久性の検証を推進することを目的としています。
詳細については、ここをクリックしてください: www.cwd.rwth-aachen.de/1/iea-wind/
EMPIR 14IND14 プロジェクト
最大のEU研究開発プログラムである欧州連合(EU)のHorizon 2020研究プロジェクトにおいて、HBMとドイツ国家計量研究所(PTB)は「MNmレンジのトルク計測」プロジェクト(EMPIR 14IND14プロジェクト)を共同で推進しています。これは、 "革新と研究のためのヨーロッパのメトロロジプログラム"の一部です。このプロジェクトでは、トレーサビリティを保証する世界最大のトルクトランスファ基準を重要課題としています。HBMが開発したこの規格は、公称(定格)5 MNmで、PTBに設置されています。
詳細については、ここをクリックしてください: www.ptb.de/emrp/ind14-home.html