HBMがトルクセンサの旗艦モデルを大幅バージョンアップ:業界待望の”FlexRange™(フレックスレンジ)” を叶えた T12HP

ドイツの高精度トルクセンサメーカーHBMは、同社の最高精度モデルT12の後継機種としてT12HPを発売しました。T12HPはT12の精度(※)を温度特性/非直線性/繰り返し性/寄生負荷の多項目にわたり大きく改善し、またその高い精度を100N・m~10kN・mの広い計測範囲で保証します。

  • 定格温度範囲内での使用における10Kあたりの温度影響:0.005%
  • ヒステリシスを含む非直線性:0.007%
  • 繰り返し性:±0.005%
  • 寄生負荷の影響(クロストーク)を低減

 

「1台で、見たい範囲の細かいデータも取りたい」
業界待望の”FlexRange™(フレックスレンジ)” を叶えた T12HP

近年、高効率/省エネ設計への取り組みは熾烈になり、そのための計測精度の向上はメーカー各社の強い要望です。一方、設計の高度化によりテスト項目や時間は増加傾向にあり、段取りにかかる時間はできるだけ減らしたいという声は少なくありません。T12HPはこうしたニーズに応え、センサの切り換えなしに、1台で見たい範囲のすべての信号を細密な生データとして取得できる “フレックスレンジ” のトルクセンサです。市場の同等品のように、アンプやソフトウェア側で計測データを後処理する必要がないため、演算や分析の精度も格段に向上します。特に計測範囲を変えてテストを行うギアボックス試験やブレーキテスト、また細密なデータ分析を要する効率/損失評価などでは、工数ならびに精度の両面で圧倒的なメリットがあります。

 

Q:「既存のテストベンチに簡単に統合できますか?」

A:はい。T12HPはCAN、PROFIBUS、EtherCAT、PROFINETなどのインタフェースを備え、ネットワークの種類を超えて既存の様々なテストベンチに簡単に統合できます。

Q:「先代モデルT12との互換性はありますか?」

A:はい。T12HPの前身であるT12は、10年以上にわたり高精度計測メーカーHBMの代名詞として多くのエンジンベンチで活用されてきました。トルクセンサT12HPとT12は、外形寸法、機械的仕様、電気的接続において完全に共通です。このためテストベンチの設定を変更せずT12からT12HPへの置き換えが可能で、既存ユーザーの方は総合精度が大幅に向上した最新のトルク計測技術をすぐに利用いただけます。

 

※ 「利用環境の諸条件によって精度は変わる」-HBMの総合精度という考え方について

実際の計測環境では、計測範囲や温度変化、寄生応力などが重なりあって計測データに影響を及ぼします。精度項目として考慮すべき項目は概ね以下の5つで、しばしば言及される非直線性、ヒステリシスだけに着目しても、他の要因が影響を受ければ総合的に精度は向上しません。

● ヒステリシスを含む非直線性 ● ゼロ点での温度影響 ● フルスケールでの温度影響
● 繰り返し性 ● 寄生応力(通常は縦・横軸力および曲げモーメント)

HBMではこの「総合精度」という考え方に基づき、エンジニアが不確かさを正しく把握する上で必要な仕様値をデータシートに細かく定義しています。また定期的に全国各地でトルク計測講座を開催し、不確かさ低減のためのユーザー側の知識向上に努めています。

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