トルク計測の技術用語

トルク計測機器の精度は、産業界の持続可能性目標に合わせるため効率が重要となる、出力試験装置や生産状況のモニタリングなどの用途においてますます重要性が高まっています。あらゆる産業セクターにおいて、機械動力の出力を向上させると同時に環境汚染を減らすことが求められています。この厳しい要求は、試験装置やプロセスコンポーネントの機械的能力を正確にモニタリングすることでのみ達成することが可能です。

トルク計測の用語

トルクは、時計方向または反時計方向に計測した機械量です。試験装置やプロセス機器内のトルク変換器(トルクセンサ)は主にこのトルク値を対象としますが、その部品は数々の現象に影響され、計測精度に誤差を生じさせます。相対往復誤差、繰り返し性、ヒステリシスを含む直線性、これらはすべて副次的問題ではありますが、トルク計測システムの効率に影響を与えます。これらは、必要に応じ、特にシステムの精度に影響するトルク変換器の高レベル値においては、最小限に減少させる(すなわち、補正を行う)必要があります。

コンポーネントの機械的能力に直接関係する、トルク変換器を定義する仕様用語は、公称トルク、最大許容トルク、限界トルク、破壊トルクの4つです。

  1. 公称トルク(Nominal torque Mnom)は、計測システムが超えてはならない、変換器に規定されたトルク範囲の上限をいいます。コンポーネントの最適な機械公差範囲を規定し、フルスケールに関係するあらゆる影響の精度を判断するのに使用できます。
  2. 最大許容トルク(Maximum service torque)は、トルクと出力信号間の関係において精度が保たれる許容点を規定します。データシートの仕様値を超えることがあります。トルク計測システムは、最大許容値まで使用することはできますが、出力信号の読み取りは公称トルクと最大許容トルクの間までとすることをお勧めします。
  3. 限界トルク(Limit torque)と破壊トルク(Breaking torque) は、トルク変換器の絶対的な最大能力であり、前者はトルク計測システムに永久的なダメージを与えない最大トルクで、後者は変換器が破壊するトルクです。これらの値は、機器の特性に永久的な変化や機械部品の故障を生じさせるほか、計測精度も保証されません。

HBMのトルク計測システム

HBMは、広範な産業用途向けの優れた試験機器を製造、供給する世界的メーカーです。過酷な使用に適した高精度のトルク計測システムを提供し、世界的に高まる、持続可能性の向上に向けた動きを支援しています。

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