新製品-CAN FD対応のデータ収集システム:大容量データ転送を求める自動車業界に向けに
HBMのデータ収集システムQuantumXシリーズにCAN FD対応モジュールMX471Cが加わり、CAN FD (CAN with flexible data-rate) のサポートが可能になりました。コンパクトながら多様なデータ入力が可能な柔軟性の高いデータ収集システムであるQuantmXシリーズはこのモジュールを介して様々な計測量をCANネットワークに転送できます。
CAN FDは、1 Mbit / sを超えるビットレートを実現し、従来のCANネットワークの帯域制限の問題を解決します。さらに、CAN FDメッセージ内の最大64バイトのペイロードをサポートします。自動車業界が強く求めている高速なデータ通信をわずかなコスト負担で実現できるメリットがあり、こうした特長は特に電気自動車の開発において有効です。
CAN FDモジュール MX471 CAN FD は、最大4つのCANネットワークの同期統合が可能で、必要に応じて拡張できます。このモジュールをデータレコーダ、アナログ計測モジュールと組合せれば車載テストやテストベンチ計測用ゲートウェイとしても利用できます。
テストをシンプルに
レコーダモードでのチャンネル数に制限はなく、車両速度やステアリング位置、ブレーキ制御用のデータを同期をとって収集できます。QuantumXシリーズのアナログ入力チャンネルを使い、トリガ設定でデータを保存することもできます。試作段階での手入力での設定が減り、セットアップにかかる工数を最小化してテストをシンプル化できます。
トラックや建機に代表されるフィールドデータ収集では過酷な計測環境が予想されます。QuantumXシリーズの兄弟機であるSomatXR MX471C-R(CAN FDモジュール) はこうした用途に適した特長を備えています。耐衝撃性が高く、保護等級はIP65/IP67を確保しています。
世界をリードするHBMのデータ収集システムQuantumXシリーズは、モジュール構造により拡張性が高くフレキシブルな設定が可能です。既存ネットワークに簡単に統合でき、高いデータ精度を確保します。過酷な計測環境においては、耐環境性能の高い兄弟機SomatXRシリーズを利用できます。
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