回転トルクセンサの選定について 回転トルクセンサの選定について | HBM

なぜ、適切な回転トルクセンサの選定が重要なのか

トルクセンサの選定に時間をかけるには、二つの理由があります。すなわち、損傷を防ぎ、精度を確保することです。

損傷の防止 –トルクセンサは正確な計測には不可欠の部品で、その設計そのものが、メカニカルヒューズのように動作しかねないからです。トルクセンサは駆動系の一番弱い点でもあるので、機械的損傷を防止するためには正しい選択が重要です。それは、トルクを正確に計測するには、ひずみが一点に集中していなければならず、ひずみゲージはそのポイント、すなわちセンサ構造の中で一番弱い点に取り付けられていなければならないからです。

精度の確保 - トルクデータの不定性をなるべく小さくすることが重要です。トルクセンサの電気的要件を満足させれば、良いデータが得られ、目的とする用途においてより有用になります。

この白書では以下の項目について学習し、目的に合った正しいトルクセンサの選定ができるようお手伝いします。

  • トルクセンサの型式:応答、回転軸、アナログテレメトリ、デジタルテレメトリ、デュアルレンジトルクセンサ
  • 使用時に考慮すべきこと:精度、容量の範囲、定格回転数、出力の要件、応答時間
  • 使用環境:温度、塵埃、電磁干渉
  • ダイナミック計測に対する考慮:回転の影響、危険速度、外部負荷
  • 寸法・重量など物理的要件:大きさ、トルクセンサ取り付け上の制約
  • 費用と予算

トルクセンサの型式

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筆者について

Mark Minda氏はHBMのトルク製品ビジネスデベロップメントマネジャで、トルクセンサの修理や、校正、日常的使用に20年以上携わってきました。HBM在籍は7年半になります。