PMXアンプで石膏ボードの生産効率と品質を改善 PMXアンプで石膏ボードの生産効率と品質を改善 | HBM

PMXアンプで石膏ボードの生産効率と品質を改善

世界最大の石膏ボードメーカーであるTaishan Gypsum Co. Ltd. (The Taihe Group)では、 HBMのPMX工業用計測アンプシステム. を採用してシステムを改良し、石膏ボードの生産効率と製品品質を改善しました。(The Taihe Groupは中国建築材料有限公司の傘下の会社)

目標: 石膏ボードの生産で安定した品質水準の確保

The Taihe Groupはここ数年の間に急成長しました。石膏ボードは優れた断熱性と遮音性を兼ね備えた防火建材として壁や天井に使われています。旧態依然とした手動の生産方式で生産していましたが、事業戦略として自動化された生産に切り替えることにしました。

The Taihe Groupの戦略目標は一定品質のボードを生産することで、製品の厚さと幅を自動的に計測・記録できるシステムを要求されていました。厚さの規格は8~12mmで公差は±0.01mm、幅の規格は1200mmで公差は±0.2~0.3mmです。

PMXでボードの厚さと幅をリアルタイム電算処理

生産の自動化・制御が専門の中国のWeizhao Technologyの協力のもと、レーザー変位センサ、HBM製のPMX計測アンプシステム、データ収集および制御システムで全体ソリューションを構成し、同時に視覚化ソフトウェアが開発されました。

石膏ボード製品の厚さと幅を測定するレーザー変位計が4台製造ラインに設置され、HBMのPMXで変位量の信号を取得し厚さと幅をリアルタイムで計算することで品質が大幅に改善しました。アンプシステムは製造現場に直結しています。計測結果はHMIを使ってイーサネット経由で中央制御システムに送られ、ロットナンバーや製品が規格に適合しているかなどの製造情報が記録・保存されます。

PMX採用のメリット:

  • 生産効率は向上し、人員とそれに伴うコストが削減されました。
  • 厚さと幅の同期モニターシステムで製品品質が改善されます。
  • PMXは強力な演算機能バーチャルリアルタイムチャンネルを備えています。
  • PMXの24ビットAD変換で、高い測定精度再現性が確保され、人的要因による測定誤差がなくなります。
  • PMXの高速データ収集機能により、高精度・高信頼のデータ送信が可能になり、生産量を容易に増やすことができます。
  • PMXには、自動化システムに容易に組み込むことができる、LabVIEW* ドライバを備えています。
  • 測定データが規格値から外れたとき、警報がオペレータに出され、またデータのトレースが簡単になっています。

* LabVIEWは、ナショナルインスツルメンツの商標です。