F-35ライトニングⅡはHBMの計測機器によってテストされました。

BAEシステムズは、F35ライトニングⅡ ジョイント・ストライク・ファイター(JSF)研究開発用フライトテスト計装(以下FTI : Flight Test Instrumentation)をより確かなものとするためにHBMのデータ収集システムを採用するというユニークなアプローチをとりました。

通常、最新鋭戦闘機のデータ収集システムは、研究開発において非常に重要な要素であるため、その機体のために開発されたFTIを使用します。しかし、F35ライトニングⅡの開発においては、最終的な完成機がテキサス州フォートワース基地に納入されるまで実際の機体データ収集システムはインストールされません

これはBAEシステムズが、イギリス・セイムルズベリーの研究所における開発段階から、機体の電子系統、搭載された変換器に対して完全な責任を負うということを意味します。

こういった開発方式は、開発者、すなわちBAEシステムズが責任を持つ機体部位(後部胴体、垂直・水平尾翼)の全てのシステムが、納入時に確実に機能するということに対して、絶対の自信があることを表しています。

プログラム開発チームのFTIチーフエンジニア、マイク・レビュークは、「計測データの収集と、解析のために、HBMのMGCplusとcatman®プロフェッショナルソフトウェアを使用することで、全ての計測試験を簡単に、正確に行うことができました。」と、HBMを計測のパートナーとして選んだ理由を話してくれました。

MGCplusとその他の関連計測機器は台車にセットされ、BAEシステムズの開発者たちが機体から機体へと次々にテストを行う際にも、作業時間を大幅に短縮することができました。

HBMの計測機器を使うことで、BAEシステムズは、全てのFTIが確実に作動することを示し、必要な場合には納入前の全てのデータが確認できるよう、トレーサビリティについての証明書を出すこともできます。

計測機器は、ストレインゲージ、圧力変換器、加速度計を含む広範囲にわたる様々な変換器からデータを収集するために使われますが、BAEシステムズはHBMとの協議の結果、ストレインゲージ入力48チャンネル、加速度計入力16チャンネル、熱電温度計入力8チャンネルに特化したシステムを採用することにしました。

提供されたHBMの計測機器には、温度計測のためにPT100を8チャンネル、16チャンネルの電圧入力も含まれます。さらにHBMからは、BAEシステムズの研究開発者に対して現場でのトレーニングとサポートも提供されました。

チーフエンジニア、レビューク氏は、「私たちがHBMを選んだ理由は、HBMの計測機器が私たちが必要とする機能を全て備えていたからです。HBMの計測機器は非常に短時間で完全な再設定、再プログラミングが可能です。さらに、データの解析や様々なフォーマットでのエクスポートが可能な非常に多機能なソフトウェア(catman®プロフェッショナル)も備えていました。以上が私たちがHBMを選んだ理由です。」と話してくれました。

F35ライトニングⅡは最終的にアメリカ、フォートワースで、完成した各部位が組み立てられますが、全てのシステムは、フォートワースでの完全組立ての前に厳しいテストをクリアし、絶対の信頼性を証明しなければなりません。

第一次システム開発、デモンストレーションプログラムは23機でスタートし、2009年後半まで続きます。最初の数機はすでにアメリカ・フォートワースに納入され、テスト飛行を行っています。

これから数年間は、F35ライトニングⅡの実際の製造と共に、第一次デモンストレーションプログラムの23機の地上・空中テストが行われます。BAEシステムズのセイムルズベリーの機体開発、製造能力は研究所の拡張に伴い、大幅に増強される予定です。

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