民間初、国家基準のトルク校正マシン導入で数億円規模のテストラボ拡充 -短納期で、高精度な校正証明書発行を推進-

自動車や船舶、発電システムのエネルギー効率向上に向けた開発が進む中、動力部のさらなる効率改善とそのための精度向上への要求は厳しさを増しています。精度試験には一般にトルクセンサが使われますが、メーカー各社はより細密で高精度なテストデータを求め、製品選定の際に広範な測定レンジと高い測定精度を保証する校正証明書を要求するようになりました。 HBM(Hottinger Baldwin Messtechnik GmbH/ホッティンガー・ボールドウィン・メステクニーク、本社ドイツ・ダルムシュタット CEO:Andreas Hüllhorst/アンドレアス・フルホースト)はこうした需要に対応するため、この度自社が保有する「DAkkS校正試験所」を数億円規模で拡充し、民間企業として初めて400kN・mまでをサポートする国家認定の「DAkkS認定トルク校正マシン」を導入しました。今後は自社で製造/販売するすべてのトルクセンサの校正試験を自社内で行うことができ、証明書発行までの時間を短縮します。

HBMはこれまでもドイツ国内初の、最も信頼される高精度校正試験所としてトルクセンサの校正試験を行ってきました。しかし既存設備で対応できる容量は25kN・mまでで、これを超える校正試験は最上位機関であるPTBに委ねていました。PTBの校正証明書は発行までの待ち時間が1年を超えるため、メーカー側は開発リードタイムの調整が必要でした。HBMの今回のシステム拡充はこうした阻害要因を取り除きリードタイムを適正化します。

 校正証明書のないトルクセンサは、メーカーが独自のルールで‘精度’を自己宣言しているにすぎず、そこに統一のものさしはありません。より信頼性の高い「精度」を求める声は日本国内でも高まっており、近年HBMが開始したパーシャル校正サービスは自動車業界を中心に需要が急増しています。HBMは今回のシステム拡充を契機に校正証明書の意義を明確にし、その添付を推進するとともに、日本国内においてはさらなるリードタイム改善に向けた取り組みを進めます。

校正証明書の意義:

1. 実用レベルで「自己宣言」されている‘精度’を、世界共通の統一的なものさしで比較できる

2. 非直線性だけでなく、繰り返し性や設置変更などを加味したより真値に近い総合精度を把握できる

3. 許容値を超える使用条件がわかり、正しい使用により故障やエラーが減る

4. ゼロ~定格での細かいばらつきがわかり、これを計測器側で調整することでより高精度に計測できる

 

プレスリリース: 民間初、国家基準のトルク校正マシン導入で数億円規模のテストラボ拡充 -短納期で、高精度な校正証明書発行を推進-

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